指先を覆って包帯を巻く際の注意
手の指の指先を覆う包帯の巻き方です。
この包帯の巻き方は、通常の包帯の巻き方と違い環行(巻く場所に直角になるようにあて、同じ場所を何周か巻く巻き方)で始まりません。
そのため、最初に指を覆った部分を固定するまでは、ゆるみが出やすくなりますので、途中で気を緩めてはいけません。
また、指先が見えないと強く巻きすぎて血流が悪くなっていないかが見た目でわからなくなるので、痛みがないかなどの確認は通常以上に注意が必要です。
巻き方のポイント
指先を覆う時に包帯がずれないようにしっかり押さえておくことが指先を覆う包帯の巻き方のポイントになります。
一人でこれを巻くのは、ちょっと大変かもしれませんが、
隣の指との間に包帯を挟んだりしてずれを防ぐことができます。
使う包帯は8裂です。
手に入りにくいサイズなので下のリンクから購入すると便利です。
耳付包帯 8裂 8巻入 3.5cm×9m
巻き方の順番と説明
一応動画も載せておきますが、動画よりも下の画像と説明を見て、一つ一つ確認しながら巻くことをお勧めします。
包帯の端は指の付け根にかかえるくらいの位置から、指が包帯の真ん中になるように当てて巻いて行きますが、もう少し長く手の甲にかかるくらいまであててもかまいません。 | この巻き方のポイントは、とにかく包帯がずれないように押さえていくことですので、一人で巻く場合は包帯がずれないように隣の指で挟みます。 | 隣の指でしっかりと包帯を抑えたまま指先で折り返して |
指の腹側で親指でしっかりと押さえます。 親指でしっかり押さえたまま指先の方に折り返ます。 | 指先を覆って指の付け根まで持ってきます。この時にゆるみが出ないように、また隣の指で挟んでおきます。 | ここで包帯が緩まないように気をつけながら横に折ります。 |
目的の指を一周巻いて包帯を押さえ、必要に応じ、そのまま螺旋帯で指の付け根まで巻きます。 | 手の甲を通して斜めに手首まで持っていき | 手首を一周巻いて |
指に包帯を持っていき | 指を一周巻いて | 肌が出ている部分を隠すように指と手首を、麦穂帯で8字に巻きます。 |
最後は手首の環行で終わります。 | 基本通り止めて巻き終わりです。 |